2011 BMC

 


2011年度 BMC大会報告結果
2011年11月20日に東海大学で開催されましたBMCのご報告です。
今年度のテーマは『腫瘍』でした。

本年度のBMC大会は、参加者が英語での研究発表のプロセスを経験し、その発表に関してアドバイスをいただき、今後の学習の参考となる機会を提供するという目的で開催しました。
そのため今回の大会では、前年度のBMCに引き続き審査基準や大会の進行方法の改変をおこないました。

審査基準については主催校の先生にご助言をいただいて、発表の内容が論理的に伝わりやすくなっていることをより重視しました。 また研究内容については各チームのお手伝いをしていただけた先生や環境などにより、発表の技術とは異なる点で差がついてしまうのを避けるため、順位の評価には含めず、研究内容の評価を独立して行えるようにしました。 英語の面に関しても、現在世界においてノンネイティブの発表者に求められている能力を鑑みて、英語を母国語としない者としていかに聞き手にとって分かりやすい話し方、言葉の選択、表現をしているかどうかを重視して評価するように、評価基準を見直しました。
大会の進行については、上記の目的に加え、今回はCPCとの同日開催で、午前中のみの開催に対応するため、大会の進行も大幅に見直しました。 各チームの発表の直後に審査員の先生方からコメントと共に各審査項目に対する評価も発表するという流れにしました。
その結果、各チームの発表を覚えているうちに先生方からアドバイスをいただけるため、アドバイスがより分かりやすくなり、今後の役に立てるようになったと考えられます。しかしこの方法では、ほかのチームと比較したアドバイスが難しくなる点や、発表後のコメントと審査の最終評価に差が出た場合に不公平感を感じる参加者が出るといった問題が生じ、今後の開催準備において再考の余地があると思われます。
以上の変更に加え、審査員の先生方、主催校の部員方からのお手伝い、印刷会社の方からのご協力もあり、CPCと同時開催という新しい試みの中、無事にBMC大会を開催することができました。 BMC開催という点において参考とすべき問題点や評価点が多くあり、今後のBMCでどのように生かされるのか今後が期待されます。

2011-2012 BM Section Director  東海大学3年 柿添 英文

また、結果は次のようになりました。

2011年度テーマ:“腫瘍”
優勝 : 北里大学
準優勝 : 福岡大学
3 位 : 東京女子医科大学